経理事務を長くお手伝い頂いた方が亡くなられて弔問に伺った。自衛隊員の勧誘や町内会長を長く務めれれた方なので近頃では珍しく多数の参列と、またこの歳にして初めての神葬祭のマナーには些か戸惑った。神道では故人が家の守護神になるという儀式なので四度五度と住所が読み上げられたり、全ての明かりが消されて暗闇の中で霊祭詞が唱えられたりと驚きもあった。
亡くなられる一週間ほど前、激しいめまいに襲われ、骨髄の造血機能低下から赤血球が造れず、最後は肺炎を起こされたと。
御霊のご平安をお祈りいたします
2025
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土偶と埴輪
制服スカートの下に体操服のジャージを履いた「はにわルック」の女子生徒が教師から体罰を受けて怪我をする事件が起きた。このスタイル、寒冷地の学校では認めるところもあるが、大阪府立校ではだらしない身なりとして慎むよう校則で禁じていた。しかし多くの高校生は「なぜ禁止するのか分からない。寒さや痴漢対策になるのに」との意見が多い。まあ体罰をするほど見苦しいとは思えないが・・・
ところで埴輪は土偶と混同しがち。体罰先生もちゃんと覚えておいた方がいい。まず土偶は縄文時代(16,000〜2400年前)に作られた女性像の土器で安産や収穫を祈る道具として使われた。埴輪は古墳時代(300年〜700年)ころに武人や動物などを形取り、古墳周りに置かれた死者を弔う装飾品だった。つくられた時代、目的、形状は似て非なり、全く違う。
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テアトル東京(銀座)
61年前に観た映画「不思議な世界の物語」の復刻版を見つけた。原盤は保管倉庫が水害にやられて復刻不可能と云われていたのに…70mmフィルムを3台のカメラに装填して同時撮影をするシネラマ方式。上映は当時、日本に2館しかなく、京橋のテアトル東京では3台の映写機を同時に回して25メートルプールより大きな縦9m×横30mの巨大スクリーンに映し出す。館内は椅子から壁から緞帳?幕までオレンジ一色に統一、映写機3台にそれぞれ映写技師が着き、7ch音響には専門の音響技師と館内照明にも照明マンが着いたと云う。ゆっくりと照明が落ちながらスクリーン前の幕が静かに開くと目の前いっぱい湾曲した巨大スクリーンが現れる….もはや映画上映を超えたド迫力と四方八方から響く音に17歳の田舎者は腰を抜かす寸前だった。そうだ「役者や監督にはなれないが、この洗練された映画館のスタッフならやれそうだ」と。大谷翔平にはなれないけどドジャース球場のスタッフになって観客を愉しませる仕事なら出来るかも知れない、思えばこのテアトル東京の仕掛けが世間知らずで身のほど知らずの若造をテレビに向かわせた。
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トランプが揺れ始めた
相互関税の実行を90日間延期したり、FRB議長解任発言を撤回したり、思い違い見込み違いによるトランプディールはブーメランとなって米国を貶めることにようやく気が付いたようだ。いずれの専門家、研究所の分析は結局「最大被害は米国が被る」と警告。そして中央銀行の独立性に踏み込んだことでドル安が起きる前に世界の基軸通貨 “ドル”の信認が揺らいだ。ロシアルーブルや中国元の呼び水になるかも知れず、慌てたトランプはBRICS諸国に「ドルに替わる通過を支持しないように」と念を押すドタバタ。「米国債売り」「基軸通貨ドルの崩壊」このふたつが起きれば米国とてぶっ飛んでしまう。
漫画はトランプが関税というゴルフクラブで尻を叩いているのに熱烈なトランプ支持者は「ありがとうございます! もっと続けてください!」と。もはやまともな人間の域を遥かに超えている。