初めての神葬祭

経理事務を長くお手伝い頂いた方が亡くなられて弔問に伺った。自衛隊員の勧誘や町内会長を長く務めれれた方なので近頃では珍しく多数の参列と、またこの歳にして初めての神葬祭のマナーには些か戸惑った。神道では故人が家の守護神になるという儀式なので四度五度と住所が読み上げられたり、全ての明かりが消されて暗闇の中で霊祭詞が唱えられたりと驚きもあった。
亡くなられる一週間ほど前、激しいめまいに襲われ、骨髄の造血機能低下から赤血球が造れず、最後は肺炎を起こされたと。
御霊のご平安をお祈りいたします

政治の怠慢 憲法改正進まず

憲法記念日を前に各社とも世論調査をする。今回は中国の台湾威圧やトランプ関税などから賛成者が増えるだろうが、立憲民主の支持者に限れば、相も変わらず60%以上が頑なに反対している。自民の金権体質、立民の平和ボケが日本の政治を3周回遅れにする。

日産の低迷が止まらない

日産自動車の今期赤字は過去最大7500億円の見通しで北米市場と中国生産から撤退する。その萌芽は1980年代の社長 石原俊 に始まる。米国市場で「NISSAN」よりも何倍もの認知があった「DATSUN」ブランドを廃止したが、これには当時「ダットサンのカタヤマ」として知られたフェアレディZの生みの親 片山豊 氏への個人的な確執からだと云われている。環を掛けて、カルロスゴーン時代の資金流用や極端なコストカットから、結局は愛好者からも下請け会社からも疎まれ、離散の事態を招いた。これまで「技術の日産」として誇ったブランド力は「不徳の日産」となり、日本のトップ企業のひとつが消えかかっている。

土偶と埴輪

制服スカートの下に体操服のジャージを履いた「はにわルック」の女子生徒が教師から体罰を受けて怪我をする事件が起きた。このスタイル、寒冷地の学校では認めるところもあるが、大阪府立校ではだらしない身なりとして慎むよう校則で禁じていた。しかし多くの高校生は「なぜ禁止するのか分からない。寒さや痴漢対策になるのに」との意見が多い。まあ体罰をするほど見苦しいとは思えないが・・・
ところで埴輪は土偶と混同しがち。体罰先生もちゃんと覚えておいた方がいい。まず土偶は縄文時代(16,000〜2400年前)に作られた女性像の土器で安産や収穫を祈る道具として使われた。埴輪は古墳時代(300年〜700年)ころに武人や動物などを形取り、古墳周りに置かれた死者を弔う装飾品だった。つくられた時代、目的、形状は似て非なり、全く違う。

明日香村まるごと博物館フォーラム

読売新聞30日朝刊に「明日香村まるごと博物館フォーラム」が載った。ファン550名が古代衣装に身を包んだ3名の講演を熱心に聞き入っていたと。トランプだ !  石破だ !  とイヤなことばかりだが、これは大変結構なこと。

柴犬の逆走

高速道 第三京浜の玉川料金所近くに柴犬が紛れ込んで、一時、通行止めに。まもなく神奈川高速隊が無事救出、逆走事故が頻発しているが、こちらの待たされたドライバーからは拍手が湧いたとか。名前は塩コショウから「こしょう」2歳オス。保護されたときはしおらしく反省していたらしい。

テアトル東京(銀座)

61年前に観た映画「不思議な世界の物語」の復刻版を見つけた。原盤は保管倉庫が水害にやられて復刻不可能と云われていたのに…70mmフィルムを3台のカメラに装填して同時撮影をするシネラマ方式。上映は当時、日本に2館しかなく、京橋のテアトル東京では3台の映写機を同時に回して25メートルプールより大きな縦9m×横30mの巨大スクリーンに映し出す。館内は椅子から壁から緞帳?幕までオレンジ一色に統一、映写機3台にそれぞれ映写技師が着き、7ch音響には専門の音響技師と館内照明にも照明マンが着いたと云う。ゆっくりと照明が落ちながらスクリーン前の幕が静かに開くと目の前いっぱい湾曲した巨大スクリーンが現れる….もはや映画上映を超えたド迫力と四方八方から響く音に17歳の田舎者は腰を抜かす寸前だった。そうだ「役者や監督にはなれないが、この洗練された映画館のスタッフならやれそうだ」と。大谷翔平にはなれないけどドジャース球場のスタッフになって観客を愉しませる仕事なら出来るかも知れない、思えばこのテアトル東京の仕掛けが世間知らずで身のほど知らずの若造をテレビに向かわせた。

昭和の日

本日「昭和の日」に祝日名は変わったが、穏やかでちょっとお茶目で気さくで国民広く慕われた裕仁天皇の誕生日だ。そして今年は昭和100年に当たる。司馬遼太郎は「坂の上の雲」で「まことに小さな国が、開花期をむかえようとしている….」と明治の時代を書き出したが、もしいま令和の物語を書いたならどんな書き出しをするだろう? 差し当り老生なら「まことに背伸びをしていた小さな国が、坂道を転がり始めて底なしの混迷期をむかえた…」とでも?

どうしてこんな人間ばかり !!

もう一つ、トランプの呆れた行状。ローマ教皇フランシスコの葬儀には世界各国の首脳が駆け付けたが、なんとトランプは最前列席に座れるようバチカンに強制。しかもドレスコードを無視して青色のスーツに青のネクタイを締める悪タレぶり。ゼレンスキーがいつものTシャツ姿でホワイトハウスを訪れた時は「君はTシャツしか持っていないのか」と正装を要求していたのにだ。この男の傍若無人、まさに裸の王様に誰も文句がつけれれない。トランプ、プーチン、習近平、揃いも揃ってどうして奸物ばかりが揃ったのか。そう石破も含めて…

トランプが揺れ始めた

相互関税の実行を90日間延期したり、FRB議長解任発言を撤回したり、思い違い見込み違いによるトランプディールはブーメランとなって米国を貶めることにようやく気が付いたようだ。いずれの専門家、研究所の分析は結局「最大被害は米国が被る」と警告。そして中央銀行の独立性に踏み込んだことでドル安が起きる前に世界の基軸通貨 “ドル”の信認が揺らいだ。ロシアルーブルや中国元の呼び水になるかも知れず、慌てたトランプはBRICS諸国に「ドルに替わる通過を支持しないように」と念を押すドタバタ。「米国債売り」「基軸通貨ドルの崩壊」このふたつが起きれば米国とてぶっ飛んでしまう。
漫画はトランプが関税というゴルフクラブで尻を叩いているのに熱烈なトランプ支持者は「ありがとうございます! もっと続けてください!」と。もはやまともな人間の域を遥かに超えている。