トランプ関税で世界がバラバラになる中で、中国は新たな世界安全保障・経済秩序構築への野心を露わにして、ロシア、中央アジア、中東、南アジア、東南アジア、インドを含む「上海協力機構」を開いた。いずれはトルコ、エジプト、サウジアラビアなど、欧州他陸のヘリやアフリカまで拡がるだろう。ただ軍事同盟の北大西洋条約機構(NATO)のような結束力、拘束力はなく、重要な問題は2国間で決定する緩やかな “仲間” の集まりでしかない。それでも「国際通貨ドル」の基軸が壊れた時は「中国元」が世界経済を席巻する可能性がないわけではないし、プーチンのウクライナ侵攻を正当化した影響は大きい。安倍さんが提唱し大いにもて囃された「自由で開かれたインド太平洋」構想はモディーとトランプの喧嘩別れで瓦解破綻してしまった。自由民主主義が音を立てて崩れる様を目の当たりにするとは !! 
9月 04
2025
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