コシヒカリ離れ 進む

昨夏の猛暑で作付面積の6割(新潟県)を占めるコシヒカリは1等米はわずか3%だった。全体として収量は変わらなかったものの価格が安い2等米や3等米が増えたことで農家の収入は150〜170万円の減収だったと云う。なので全国で「コシヒカリ離れ」が起きて、既に17県が昨年の作付け面積より減らすと回答している由。このため県は暑さに強い品種開発を進めているが市場に出回るのは5年後になる。温暖化が米の生産地図を塗り替えつつあって農業受難の時代に入ったようだと。

フレイルとサルコペニア

加齢とともに身体的機能や認知機能の低下が見られる状態を「フレイル」といい、適切な対処方で要介護を回避できる状態のこと。一方「サルコペニア」は特に筋肉量が急激に減少する病的な状態のことを云う。そのフレイルと判断される基準は・・・
①意図しない年間4.5kgまたは5%以上の体重減少
②疲れやすく何をするのも面倒だと週に3-4日以上感じる
③歩行速度の低下
④握力の低下
⑤活動量の低下
から3つ以上思い当たったらフレイル状態。老生、①を除いて4つを自覚しているのでもはや完全なフレイルだ。先日、NHK「ヒューマニエンス」で「命尽きる5年前から何らかの前兆が起きている。ただ自分では気がつかないだけ」「特に筋肉量の低下は分かりやすいサイン」と解説していたが、痩せることと筋肉量の減少は全く別もの。やっぱり大事なんだな “筋肉量”

「中年太り」に朗報?

加齢に伴い痩せにくくなる「中年太り」は、脳の神経細胞の一部が縮むことで肥満を防ぐシグナルが脳に届きにくくなるために起こることを名古屋大の研究グループが突き止めた。年齢を重ねると代謝が悪くなり、体重が増える傾向は知られているが詳しい仕組みは分かっていなかった。
ラットの研究により脳の深い位置にある「視床下部」の神経細胞から伸びる細長い毛のような部位に集中していることが分かった。この部位はアンテナの役割を果たしており、加齢で縮むことも判明。それによって飽食シグナルをうまく受け取れなくなり太りやすくなるという。「この部位の長さに関わる分子を見つければ肥満治療薬の開発にもつながる」と話しているが・・・

五百旗頭 真 先生

防衛大学校の学校長などを務められた政治学者の五百旗頭真(いおきべ まこと)さんが急性大動脈解離のため亡くなった。適格で鋭い論説には定評があり、首相岸田が重い腰を上げて能登の現場を視察した際は「13日後に初めて現地に視察に入った。その視察から帰ってきたらまず声を上げないといけなかった。大変だぞ、普通じゃないぞ、そしてこれをやらないといけないぞ」と。岸田にはそういうところがないのがじれったい。言葉がない。ワードポリティクス(言力政治)がない」と批判していた。いちいちがご尤もな指摘だと思う。
全国におよそ190人しかいない「五百旗頭」を「いおきべ」と読める人は早々いない。老生はお顔が友人に似ていることもあって、ご活躍には相当前から注目してきた。日本の大事な人材がまた一人いなくなった。合掌 !!

電気自動車 頓挫

一頃のEV(電気モーター車)への狂乱が終わってHV(ハイブリッド車)が見直されている。米国ではトヨタのHV車が前年比50%増に対してテスラのEV車が20%増しか伸びず逆転。ホンダHV車も前年4倍と急進した。各国ともEV車への補助金があるにも関わらず同様の傾向になっている。充電設備の設置が遅れていることや蓄電池は寒さに弱く、米国各地を襲った激しい寒波で途中停止車が続出、消費者の不安を募らせたことが原因になった。また環境団体の検証では電気自動車はガソリン車よりも環境改善にそれほど貢献しないとする報告書が上がったことも影響したようだ。
ひと頃、中国の電気自動車が世界を席巻すると思われていたが、各地で使い捨てられたEV墓場が次々と生まれ、習近平の急激なEV車生産ソフト策は完全に頓挫した。日本のバイブリッド車優先策は一時、世界から見放されたが、どうやらその戦略の正しさが実証された。ただ老生、どうしてもトヨタは好きになれない。

来月 韓国総選挙

韓国の国会議員選挙が4月10日に行われる。尹大統領の残りの任期3年の政治運営と対日政策を占ううえで重要な選挙だ。与党「国民の力」は定数300議席のうち111議席しかないが、支持率はやや挽回の方向にある。政党支持率は国民の力(与党)が43.5%、共に民主党(野党)が39.5%で両党の支持率が逆転した。また尹大統領の支持率が41.9%で約8カ月ぶりに40%台を回復した。とは云え、野党は反米親北の姿勢をより強めている。しかも韓国独特の「衛星政党比例制」を使ってなり振り構わない。
衛星政党比例制とは・・・韓国では日本の重複立候補とは違って普通選挙区で当選した大きな政党候補は比例議員にはなれない。そこで共に民主党は比例議員獲得のため小さな衛星政党「未来韓国等」を作って10人超を当選させ、当選後に共に民主党に合体させる姑息な方法を編み出した。まあ法律を作ってもすり抜ける術を編み出すのは日本も韓国も同じで特に選挙制度はまだまだ共に三流国。

日本海正面に危険な活断層

佐渡と能登半島の中間あたりにまだ動いていない海底活断層がある。ひとたび動き出せばM7超の地震と3〜5mの津波が数分にして当地に襲いかかると。能登地震でも遠浅の海岸では8〜10mにも達していた。当地周辺も同じで地形で石地から番神にかけて浅い海岸線が続く。柏崎原発は津波対策は十分取られているが周辺海岸から回り込んでくる可能性もある。ただ能登とは違って国道8号と116号と高速道の3本が全部やられることはまずないだろう。油断は禁物だが、心構えだけは忘れずにいよう。

翔平さんのお相手

ゴシップ風だけど、まぁおめでたいことだから・・・
ネット上では大谷翔平のお相手の本命に、元バスケ選手の田中真美子さんの話題が飛び交っている。明るく爽やかで、控えめで、可愛くて、身長がたかい。これ以上のヒトは早々いない。ドジャースキャンプ地で目撃情報もあるとか。どうあれ大谷翔平が大活躍してくれれば何よりだ。

めぐみさん 枕を一緒に

叔母の葬儀で少々疲れたのか、久々にぐっすり眠れた、が、普段は脚の方で寝ている “めぐみさん” が夜中に雷でも鳴ったのか、目が覚めたら枕を一緒に寝ていた。写真は撮れなかったがちょうどこんな感じ・・・疲れが吹っ飛んだ。

飛鳥時代の接待所

やっぱり飛鳥時代は面白い。今も続く発掘調査で7世紀(1400年ほど前、斉明天皇の時代)に作られた大きな塀跡が見つかった。外国の使節らをもてなす饗宴施設だったのではないかと云う。この遺跡では以前に噴水の機能を持った石造物や石人像が出土している。
(当時をイメージすれば)唐と新羅の連合軍に脅かされた百済の特使は飛鳥・斉明天皇を訪ねて援軍を要請した。その会談が行われたであろう建物がまさしくここだと思われる。有名な「白村江の戦い」前夜のことだ。あぁ飛鳥遙かなり、ロマンがある !!