大差で英国の政権交替

労働党が選挙前の約2倍に保守党は200以上減らす誰もが予想しなかった大差で政権交替が起きた。英国はこの2年で4人目の首相が生まれる大混乱が続いている。それもこれも「EU離脱は失敗」と考える有権者が多数を占めたからだ。
前回、保守党は離脱によってEUの規制から解放され経済が活性化され他のEU諸国からの労働者の流入を抑えることで英国人の雇用が守られ、EUへの分担金を公的医療の充実に回せるとおいしいメリットを公約に掲げた。しかし現実は過度のインフレが生活を圧迫し医療を含む公共サービスの低下もたらした。直近の世論調査はEU再加盟に賛成が51%、反対は36%。ただ新たに政権を担う労働党はEUとの関係の修復をめざす一方、再加盟は目指さずに貿易や安全保障で新たな協定締結をしたいと表明した。いま再び国民投票を行えば国論を再び二分しさらなる混乱が生じるからだ。さてさてわが日本でも自民党の失政は明らかだが政権交替のドンデン返しが起きるか否か?

都民の火葬料がなんと9万円 !!

高山正之「正論〜折節の記」によると、都民から最も利用されている町屋斎場や桐ヶ谷斎場を運営する「東京博善」の火葬料が90,000円に値上げされたと云う。公営の臨海斎場は44,000円だから2倍強だ。その理由が恐ろしい。東京博善は廣済堂の完全子会社になった。その廣済堂の株の40%以上を中国人実業家が保有、つまり都内の民間斎場の多くを中国系企業が抑えているのだ。廣済堂は110億円の売上げで純利益32億円という異常な利益率だから都民の屍で中国系企業がボロ儲けをしていると言うわけだ。しかし許認可権を持つ東京都は全く動かない、だけでなく、赤いキツネ=蓮舫と緑のタヌキ=小池百合子による都知事選でも全く歯牙にも掛からない。(尤も蓮舫は台湾人で北京にも親しい)都知事選はこういった庶民の生活を守ることを争点にしなければならないのに、だ。

敦賀2号 廃炉の可能性

規制庁は敦賀原発2号機地下のD-1断層は「活動性を否定するには科学的根拠が足りず恣意的な感じがする」と厳く評価、今月末までに廃炉の決定になりそうだ。原発の「耐震設計審査指針」は安全上重要な施設を活断層の真上に設置することを認めていない。これまでも2号機の審査では原電が審査書類を無断で書き換えたり多数の誤記が見つかったりして審査はたびたび中断。規制委申請書の出し直しを求める行政指導をしていた。
日本原子力発電(原電)と東電の関係は深く、原電社長は元東電常務執行役の松村衛 氏68歳。現時点でも柏崎原発に多数の技術者を派遣している。もし2号機の廃炉が決定されれば、廃炉要員を除いて技術系社員が増員される可能性もある。

見当違い

産経コラムに「文藝春秋1996年1月号には政治記者100名が選ぶ21世紀の政治家は誰か?というアンケートが載っていて、トップ10は ①鳩山由紀夫 ②船田元 ③谷垣禎一 ④加藤紘一 ⑤小沢一郎 ⑥小泉純一郎 ⑦橋本大二郎 ⑧鹿野道彦 ⑨鳩山邦夫 ⑩横路孝弘 とあった。プロの記者にしてこの見当違い、政治の先を見通すのは実に難しい」とあるが、それにしてもヒドすぎる。
さてさて次期総理は ①石破茂 ②小泉進次郎 ③河野太郎 ④高市早苗 ⑤上川陽子 ⑥岸田文雄 らが候補に上るが、これまた期待外れ見当違いが露見するのだろう。(小生、高市に期待するが)

めぐみさん ワクチン接種

昨日、めぐみのワクチン接種で長岡の山田獣医さんへ。先代院長の頃は親父とチビ(ダックス)がお世話になり今に続いている。現院長の山田英一先生は愛想はないが学会に論文を発表するなど知れた名医。めぐみさん、1.3キロも太ったせいか助手席のベルトセンサーが鳴りっ放しだった。

「鈍感力」

ベストセラー渡辺淳一「鈍感力」で著者はこの複雑な現代社会をより良く生き抜くためにはある種の鈍さ「鈍感力」が必要だと説く、が、こと一国の首相がこれでは困る。支持率が地を這うように低迷し公然と岸田降ろしが広がる中で、当の本人は何処吹く風。秋の総裁選に出ると云うのだ。いま多くの国民は岸田への「失望感」よりむしろ「拒絶間」いや「嫌悪感」を抱くまでになっているのに・・・

リチウム電池の発火爆発

韓国電池工場で爆発発火事故が起きて22人が死亡した。スマホなど気にすることなく蓄電を繰り返しているが、かなり危険な習慣でもあることを改めて気付かされた。
リチウム電池は正極と負極、二極を分けるセパレーター、電池内を満たす電解液で構成される。一般的には毎日100%まで充電した場合、1年半で60%ほどの容量に減少する。電池の劣化が進んだり落下で衝撃を与えたり、高温(45度以上)に晒したりすると内部のリチウムが漏れる「析出」が発生し発火爆発の危険性が高まる。また充電量100%や過放電0%の状態が長く続くと劣化は一気に進む。
リチウム電池は日常生活には欠かせない重要で便利な製品である一方、取り扱い方を誤れば発火爆発の危険性があり、破棄する場合は両電極にテープを貼って絶縁する一手間を忘れてはならない。

似て非なるドイツとフランス 目の昏き者たち②

いい参考本がないのでネット検索、箇条すると・・・民族的には現ドイツはゲルマン諸民族連合、方や現フランスは(中国漢族と同じく)多様な民族を強引に同一と括る少数多民族の集合体。まあ親戚同士のような関係だが !!
それぞれの起源は9世紀の西フランク王国(フランスの祖型)東フランク王国(ドイツの祖型)で、西フランクがやや優位を保ちながら17世紀まで大きな争いはなかった。30年戦争でフランス側が勝利し一時的にドイツ側の弱体化が進む。しかし19世紀ナポレオンの専制独裁の出現でドイツ側に愛国心が芽生え、プロイセン王国はロシア・オーストリア・スウェーデンと同盟、1813年ライプツィヒの戦いでフランスに勝利した。ここからドイツは帝政にフランスは共和制が布かれる。1914年第一次大戦ではドイツは同盟国側、フランスは連合国側として戦い、双方とも50万人に及ぶ犠牲者を出したが結局、連合国側が勝利、ドイツに積年の恨みを果たす形になった。1990年フランスは8千万人の東西統一ドイツの出現を恐れて統合反対を表明。以降、ユーロ創設や安全保障(NATO)などで対立の場面が多くなっていった・・・(一次大戦前の版図)

老害の極み

「お前が負け犬だ」「史上最悪の大統領」と罵倒が飛び交ったバイデンとトランプのテレビ討論。二人とも老害の極みだが、特にバイデンは声がかすれて目も虚ろ、まともに反応出来ず立ち往生の場面が目立った。これで民主党は大パニックだとか。NYタイムズ紙も大統領選からの撤退を促しす一方、トランプも相変わらずの虚偽認識と得意なすり変え返答で頭の悪さを露呈。総じて大いに溜飲を下げたのはプーチンと習近平だろう。世界は米国の崩壊を目の当たりにしたのだから。もっと低俗な自民党総裁(首相)選を見せつけられるわが国民はもっと不幸だが・・・

韓国の悲願

室谷克実氏のコラム「今度のイタリアサミットはゲスト出席も出来ず大きなショックを受けた韓国政府はやっぱりG7に入りたい、あの手この手」を読んだ。
・・・出席リストから漏れた外交失敗を韓国野党とマスコミは一斉に尹錫悦を責め立てた。中には「カナダを追い出して韓国を入れろ」などの声も上がるほど韓国政府と国民のサミット加入は悲願なのだ。だからか日本の賛同を得ようと何かと裏工作を仕掛けているようだが、これが8年前の伊勢志摩サミット時は全く違った。当時、朴槿恵を安倍首相は招待したが「安倍の招待などに尻尾を振って行けるか」と剣もホロロに急きょアフリカ歴訪に向かって日本の配慮を袖にしていた・・・
醜態続きの外務省と終わりの見えた岸田政権に告ぐ。再来年にはまた大反日政権になる韓国のG7加入にいっさい関わってはならない。もっとも、もはやG7がどうこうする時代ではないが !!