春遠のく !!

2月3日は立春ながら、翌4・5・6日あたりに強烈寒気が入って大雪が心配される。数人の気象予報士は強い低気圧の通過で頭痛、怠さ、めまい、食欲不振などの体調注意も呼びかけるほどだ。気圧を感知するのは体の平衡感覚をつかさどる内耳。気圧の急激な変化に内耳のセンサーが過剰反応するとその情報が脳に伝わって自律神経のバランスを乱し様々な不調を引き起こす。「気象病」「天気痛」に悩む人は結構多いようだが、ただ老生には慢性的にフラつくからどこから気象病か区別がつかない。

大相撲で珍事?

大相撲初場所14日目のこと。まだ序二段なので午前中の対戦ながら、現役最小兵で体重は68キロの “康誠” と方や現役最長身で体重162キロの “芳東” の取組みは身長差36センチ、体重差94キロ、年齢差は31歳というとんでもない番組があり、最小兵の康誠が勝って相撲ファンを唸らせた。舞の海  二世誕生になるか?

「わが世の春」

藤原道長の「この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」がいまのトランプの勢いだ。
大統領就任式の公式行事「ワシントン大聖堂礼拝」では主教から「慈悲の心を持って尊厳を重んじ神と謙虚に向きあってください」と諭されたが、トランプは「礼拝に意味はなかった」と不快感をにじませた。而して米国のキリスト教右派(福音派)の中は、熱狂的な愛国主義の信者らが増える一方で不道徳な行いが多いトランプがいる教派から抜け出る信者もいて、宗派内でさえ分断が始まったと。トランプの強権政治は世界政治、経済界、法曹界、そして宗教界まで「わが世の春」が揺るがす事態に…..

「下請け」の名称がなくなる !!

経産省は上下関係を思わせる「下請け事業者」から「受託事業者」に、発注側を「委託事業者」に名称変更する法案を提出した。名前を変えても実態が改善するとは思えないが、まあ意識が変われば儲けものだ。
私がイの一番の変更して欲しいのは厚労省が決めた「後期高齢者」だ。いっそ「長期功労者」にしたらよかったのに。因みに英語では65〜74歳を「Young-old」75歳を超えると「Old-old」と云うそうな。海外を見渡してもこれぞといういい呼び方はない。ここは期待のAIさんが頑張って探して欲しい。

安くて旨いコンビニラーメン

県内でもレギュラーガソリン価格が183円に上がり(老生常用のスタンドは172円)何でも彼んでも値上げされる中で、ローソンは消費者の節約志向にこたえる新商品、具材をいれず、でもスープの味には拘ったカップ麺を238円で発売すると。試験的に2カ月で60万食の販売を見込み、2025年度中に定番商品化を目指すという。
昨今、コンビニのパッケージ食品が超人気で確かに旨い。難点は価格がかなり高いこと。そこに量や具材を減らして価格を抑える工夫はお見事だ。世の中は「重厚長大」から、いい意味で「軽薄短小」に向かう。

所詮は演出だが…!!

トランプは大統領就任式の直後に40もの大統領令に署名してバイデンとの違いを演出したが、唯一「政府が認める性別は男と女2つのみ」には「いいね !!」を付けたい。2022年から米国民のパスポートは性別「X」が選択出来るようになっていたがこれを完全撤廃したのだ。トランプ曰く「男と女は変更不可能な生命の基本中の基本で、議論の余地は全くない」と一刀両断。日本でも ”平等公平 ”の履き違えで、行き過ぎたジェンダーや選択的夫婦別姓の議論が盛んだが大いに見習うべしだ。小泉進次郎「多様性の象徴的なテーマである選択的夫婦別姓を認める決断をすれば自民党は道が開ける」とはフジテレビ並に勘違いも甚だしい。ポスト石破の後釜を狙っているようだがそんな器では毛頭ない。

CM差し替え80社超

フジテレビ社長 港浩一の “自滅会見” でCMを差し替える動きは80社を超えたと云う。(通常1カ月150社ほどから出稿があると云う)CMの差し替えは広告主側の判断によるため出稿費用は返還されないが、いまは4月改編の営業のまっ最中。現状のまま改善策が打てないなら来年度の減収は500億円を超えるだろうとも。それにしても数々の謝罪会見を見て報じてきたテレビ局がカメラを排除するなどはあり得ない。報道する側が報道を放棄したのだから放送免許返上したということだ。こんな経営幹部の総退陣は間もなくだろうが、それでコトが収まるとは思えない。これまで国民(視聴者)を欺いた企業会社はことごとく消えているが、港 浩一、まさに傾城の主になった。

近くの活断層

政府の地震調査委員会は南海トラフ巨大地震の30年以内発生確率を80%に引き上げ、併せて全国の活断層の発生確率も見直した。本県 “最恐” の断層「長岡平野西縁断層帯」は2%から3%に上がった。
長岡平野西縁断層帯とは新潟市の沖から小千谷市にかけて複数の断層が南北方向に全長83キロに及ぶ大断層帯。新潟、長岡、三条、柏崎、小千谷、見附、燕、上越、弥彦、出雲崎、刈羽の11市町村が関係し、ひとたび連動して動けばマグニチュード8、広い範囲が震度7の揺れに襲われ死者8千人に及ぶと云う。もう一つは当地正面に横たわる能登佐渡海底断層。これが動けばM7超、津波3〜4mが襲ってくる。怖いがどうにもならない。

大寒

大寒に積雪ゼロとは何たる僥倖。昨日も今朝も青空が広がって日差しにチカラを感じる。歳を重ねるたびに春が待ち遠しい。

今年8月 戦後80年を迎える

今年8月で日本は戦後80年を迎える。10年前、安倍首相は「あの戦争に何ら関わりのない私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」と渾身のチカラで「戦後70年談話」を発表した。しかし現政権石破と岩屋には安倍さんのような「謝罪外交に終止符」「戦後を終わらせる」といった理念や信念は微塵も感じられない。いやむしろ南京事件でも韓国併合でも中韓に安易に謝罪したがる癖がある。石破政権誕生時に何方かが「石破に戦後80年談話を出させてはならない」と述べていたが、その杞憂が現実になりそうなのだ。万が一にもかっての「村山談話」に立ち戻ったなら再び将来に禍根を残し著しく国益を損なうことになる。いま一番は、石破政権が一日でも早く退いてくれることが、この吾人の好きな言葉「国家国民のために」なるのだ。