正鵠を射る「正論8月号」

月刊「正論」8月号は安倍晋三氏を偲ぶ特集が組まれたが、対象的に石破茂批判が並び、正鵠を射る寄稿や対談が並んだ。
八木秀次氏は「石破は実力もないくせに安倍さんへの対抗意識が強く、憲法改正では ”自衛隊明記” は大きな第一歩だと。安倍さん存命中は散々に文句を付けていたくせに何ごともなかったかのようにいけシャーシャーと述べている」とか「選挙で(自民が)負けたら代表者は辞任をして負けた人に土下座で廻るのが筋」とか云いたい放題だったが、いざ衆院選で大敗をしても素知らぬ顔。まあこの参院選でブーメランで返ってくるだろうが」とか。ついでに云えば、岸田文雄は安倍さんのお陰で首相になったのに、安倍派潰し、安倍難しに走った。一連のトランプの関税も安倍さんが存命だったら、トランプの相談役になってこれほどヒドイ暴走にはならなかっただろうと・・・
阿比留瑠比氏は「安倍さんの明るさが日本を救った。しみじみ思うのはリーダーには明るさと強さが必要だということ。明るさと強さがあれば将来に展望と期待が生まれる。さる吾人のように暗い顔して分かりにくい抽象論で “楽しい日本” と云われても将来は暗くて淋しい日本しか見えてこない。国家のリーダーはやはりどこかに明るさと愛嬌のある人から就いてもらいたい」と。
いずれも老生がいつも思っていた通りの、まさに溜飲を下げる思い。