政治家の変節はよくあることだが、これはヒドイ。
かって石破は安倍さんとその内閣を後ろから鉄砲を撃つように激しく批判していた。「組織は頭から腐ると云う。上の者が不正を愛すればその下をは自分に忠実な保身と忖度の人物で固める。政策にしても然り。安倍総理は憲法9条の1項・2項はそのままで3項に自衛隊を明記すればいいと云うが、矛盾は矛盾として固定化して「実」はなくとも憲法改正という「名」を取ればいいとお云う思考停止でいいのか?」と石破の弁。
ところが首相の座に就いたら途端に安倍さんと同じ意見を吐き出した。特にごく最近は「自衛隊の明記は大きな第一歩だ。まず自衛隊をきちんと憲法に書き、戦力の不保持を定めた2項の削除などはその先の議論でいい」と述べた。これは思考停止の案ではなかったのか。そして安倍さんを「国賊」と呼んだ総務大臣村上誠一の起用は、石破が云うところの「保身と忖度の人物」で廻りを固めた人事ではないのか。これほど見事に前言を翻して、ほぼ安倍案に同調変節するとは、政治家の前にヒトとして全く信用できない。仰せの通り、石破内閣も、組織は頭から腐っている。
6月 08
2025
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