2014年パリ、2017年ロンドン開催に次いでいま仏ナント市で開かれている「葛飾北斎展」は1ヶ月先まで前売り券完売状態だと云う。この度は海外初公開の小布施町美術館所蔵の浮世絵肉筆画など約160点以上が展示されている。北斎館安村館長は「フランスの記者たちが北斎についてよく勉強しているので驚いた。北斎は110歳まで生きて表現を極めようと考え、晩年には花や水を通じて生命を描こうとした。その執念が心を打つのでしょう」と解説する。
1998年に米国「ライフ」誌が企画した特集「この1000年の間に偉大な業績をあげた世界の人物100人」では日本人で唯一、葛飾北斎だけが選ばれている。軸は「富士超龍〜小布施博物館所蔵」
7月 12
2025
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