やぶさ2が小惑星リュウグウから持ち帰った試料を分析したところ「太陽系最古の微量の岩石が見つかった」と北大や理学研究所などのチームが発表した。岩石は45億6730万年前のもので、太陽系の誕生直後に形成されていた。研究チームは「太陽系の天体がどのように進化したのかを理解する重要な成果で惑星形成理論を解明したい」と云う。
太陽系は46億年前、元々はガスやチリ状にまばらに存在していた様々な物質が集まったもので、その後にできた惑星や小惑星、彗星などは当然元々あった物質から出来ている。リュウグウは太陽系初期に生まれた直径数十Kmの母天体に別の天体が衝突して砕け、その破片が集まって現在の形をとどめたと考えられている。
7月 20
2025
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