”政治家は歴史の被告人”

辞めてからも高市の背中に鉄砲を撃ち続ける石破茂。口を出すのも憚られるが、文芸評論 小川榮太郞氏の一文をもって最後の最後にする。
「政治史ではどんな愚挙であろうと、それが潮流になったり結節点になったりすれば、その後の歴史を左右する。まさに ”河野談話” にせよ ”村山談話” にせよ、愚挙が巨大な負の効果を発揮し続けた典型例だと言える。石破の所感もその危うさがあったが、高市総裁誕生にマスゴミの目が向いたので何とか事なきを得た。
そもそも政治家に歴史の解釈権などありはしない。むしろ政治家は歴史法廷の被告人なのだ。そこが石破にはまるで分かっていない。それでも石破所感は発せられた。これは単に歴史に名をとどめようとする石破の私心でしかない。私心で歴史を弄んではならない。その石破と入れ替わって鮮やかに登場したのが高市早苗だ。高市は見事なまでに国をしかと見据え、私心のかけらも見えない。石破と対比すれば高市には “天命” を感じるのだ」と。