今年のショパン国際ピアノコンクールは事前審査を経て84人が出場し3次予選まで終わって、中国3人、米国と日本が2人、カナダ、ジョージア、ポーランド、マレーシアから各1人が今日から始まる本選進むことになった。ただ昨今、その審査基準をめぐり様々な問題点も指摘されている。特にショパンの音の静けさ、美しさよりも「映え」を狙った演奏が審査員や聴衆から受け易い。コンクール100年の節目に「個性」か「古格品格」か、ショパン音楽を正しく守り演奏様式を次世代に伝えると云う当初理念が取り戻せるかが問われている。
10月 18
2025
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