18年間、ドジャース一筋のカーショーが引退を表明した。大谷翔平に絶大の信頼を寄せるもの、初めはぎこちない関係だったようだ。
それは日本ハムからポスティングでMLBへ行く際、大谷側は7球団と交渉に臨み、カーショーはドジャース選手代表で同席。結果、エンゼルスに決まると「彼らは初めから二刀流が出来る球団に決めていたようで時間と労力を無駄にしてくれた」と怒りを露わにした。それから6年、大谷がドジャースに移籍してからは徐々にその凄さを認めることになった。
カーショーはトレーニングに一切の妥協を許さないプロフェッショナルの塊だが、そこは大谷翔平も全く同じ。シーズンを通して徹底した打撃の準備で結果を残し続ける大谷の姿を目の当たりにして心酔に変わったようだ。大谷が「50本塁打50盗塁」を達成した時はカーショウがほか選手に「皆でベンチを出て迎えよう」と呼び掛けてまるで自分のことのように喜んだ。サイ・ヤング賞を3度受賞のレジェンドだからこそ分かる大谷の凄さが見えるのだろう、今では誰に増して大谷への讃辞と敬愛が止まらない。そして引退会見で述べた「一番いいときにこそ辞めたい」そこらの三流政治家や財界トップどもよ、心して見習いたまえ。
9月 21
2025
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