NHKドラマ「舟を編む」の地上波再放送全10回が終わった。BS放送時は各60分番組ながら今度は45分に再編集されていた。なので “つながり” 具合で、例えば向井理が演じた宣伝部西岡正志の衣装が突然変わっていたり、前田旺志郎が演じた学生アルバイト天童充がその昔、柴田恭兵が演じる言語学者松本朋佑から辞書の手ほどきを受けた小学生だったことの説明が飛んでいたり・・・それでも蛭田直美の脚本は原作者三浦しをんをして「原作を超えた傑作」と絶賛される見事な仕上がりは変わらない。欧州で最も権威あるドラマ賞など受賞したが、微妙な日本語のニュアンスをどんな字幕で放送したんだろう。
出演者はもちろん、照明、撮影、音楽、美術、そして劇中装丁もすべてプロの仕事だったが、特に企画プロデューサー高明希と脚本蛭田直美のプロ中のプロの仕事、その才能、まさしく「尊い」
8月 23
2025
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