北方領土 復習

カムチャッカ海底地震M8.7で日本列島全体が津波注意報・警報で緊張した。気になるのはやっぱり北方領土問題だ。
大雑把ながら復習すると、江戸末期、樺太は日露の共同統治だった。明治8年「樺太千島交換条約」で日本は樺太の統治権を放棄する換わりに択捉以北の千島列島(18島)を日本領有とした。日露戦争で勝った日本は1905年「ポーツマス条約」で樺太の南半分が日本領となった。しかし太平洋戦争終戦宣言を受諾した後にロシアは北方4島を占拠、1951年サンフランシスコ平和条約で日本は樺太の南側と千島列島を放棄(但し北方4島は元々が日本の領土との認識)した。しかしロシアはこの条約に署名していないことに加えて、そもそも北方4島は千島列島に含まれないのでロシアによる不法占拠状態と云うことだ。