白鳳の協会退職は協会側を批判する論調が多いが、一部には中立的で説得力のある意見もあった。
・・・白鳳は現役時代に独断で手順を省いた横綱土俵入り、危険な肘打ちを見舞う立ち合い、観客に手拍子を求める不見識な行為、部屋内のイジメ行為に見て見ぬふり等々、国技の伝統と横綱の地位を軽視した振る舞いは目に余るものがあった。そもそもが部屋を起こす資格、人格が備わっていたのか疑わしい。しかし協会側も部屋の再開時期を示さず「飼い殺し」状態に置いた不誠実は禍根を招く原因の一つではないのか。協会と対立して、平成以降に誕生した横綱11人のうち角界を去ったのは6人の上る。異常事態だ。
白鳳は退職会見で「相撲は神事でもあり礼に始まって礼に終わる。この魅力を若手育成と世界に広める活動をしたい」と述べたが、これまでの行状からしてそれは無理。国技、神事をどこまで理解しているのかまだ疑問は残る。トヨタ自動車会長豊田章男氏がパトロンとして支援を続けると云うが、世界のトヨタがやるべきメセナ活動、社会貢献はまだ他にあると思うのだが・・・そんなこんなで小生、トヨタ車には乗りたいとは思わない。
6月 13
2025
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