日本の国柄は「神道」と「天皇」

初詣は神社に参拝するも葬式を神道式でというのは極めて少ない。その理由の一つが、教義や経典がない奔放な民族宗教の割にはマナーやルールは結構うるさい。それに太陽を象徴とする神道は「闇」を恐れ死を忌み嫌う。一方、仏教の死は輪廻転生だったり極楽浄土への旅立ちと捉えて明るさがある。葬式仏教と云われる所以だが、日本人は四十九日でホトケとなり三十三年でカミになると云い、仏と神、神仏習合が自然に違和感なく日常の中にある。
ところで先の自民党総裁選で高市早苗はただひとり「総理になっても靖国神社に参拝する。素晴らしい歴史と文化と国土を守ってこられた英霊達の思いに感謝して未来の子ども達に残していく責任がある」と力強く述べていた。日本の国柄はこの「神道」と、それを司る「天皇」にある。いま「夫婦別姓」の議論で二分しているが、日本の日本国たる「家制度」を云々することに他ならない。が、それに気づかない議員さえいる。高市は「女系天皇以外は一代限りの女性天皇も賛成」と。これまた老生の望むところだ。何とか「愛子天皇」を実現して欲しいナ。