公共の場所での殺傷事件が相次ぐ中国。家庭内や身近な社会で不満のはけ口が見つからず溜まり続けると社会を巻き添えにする事件を起こす。中国ではいま「社会に報復する=報復社会」という言葉が蔓延する。共産党政府は社会の発展ばかりに目が向いて、国民の不満を解決するシステムが全くないのだ。しかも極端な監視社会が張り巡らされて、国民は抑圧状態に置かれている。そうすると殺傷目的で刃物を持ちだし車を凶器にして報復に走る。そして事件が起きると政府当局はなおいっそうの監視を強化、そうすると更に凶悪事件が起きる。このイタチごっこの繰り返しだ。中国はいま経済の崩壊ばかりか国民の精神が病んで、国家崩壊という坂道を転げ落ちているように見えてならない。
11月 28
2024
2024